家具の未来を予測してみた!3(未来収納「家具」編)
前回は、
収納力=収納量×収納適応力×使いやすさ×使用頻度
として、「使用頻度」別の収納「家具」を分類してみました。
- Cache家具・・・キーワード:Now,Today,Tomorrow,Everyday,Favorite,Emergency,Pocket,Clutchbag,pochette
- Memory家具・・・キーワード:Weekly,Monthly,Action,Suitcase,Daybag
- Storage家具・・・キーワード:Season,Various,Stock,Mega,Index,Trunk,Container
- Cloud家具・・・キーワード:Out,Backup,Cloud,Flexible,Security,Index,Packet
今まで、このような名前の家具を見かけた事があるでしょうか。きっとないと思います。私が勝手に考えた家具分類ですから。
ただ「収納」の悩みがいつまでも、多くの人の悩みである事から、新しい「収納家具」が求められていると思います。Cache家具はMemory家具と一体となる場合もあります。これから、これらの新しい分類の家具が”未来家具”として必要になってくると思います。
Cache家具は”未来家具”
Cache家具は、弊社ではリノベ家具「border:」として開発・販売しています。Cache家具視点で、「border:」を見て頂くと理解して頂けると思います。ワンアクションで取り出せる、何処にモノがあるか一目瞭然の高い閲覧性、規則正しく置くことが可能・配線等が目立たない・水平基調のデザイン性、多様なサイズに対応できるフレキシブル性、モジュール構造による単独・連結しての使用が可能な互換性があります。
Cache家具は既存の家具にも機能を取り込めば、より魅力的な家具となると思います。家具ではないですが、家電の「冷蔵庫」を考えてみます。収納家具としてみるとドア側の収納部は、Cache家具の機能を必要とされています。他のチルド・野菜庫等はMemory家具の機能を必要とされています。冷蔵庫も、ドア部分のCache機能をアップすれば、もっと便利で生活を楽しめる余地が冷蔵庫には、まだまだあると思います。
Memory家具はCache家具との連携がポイント
Memory家具は、今までの家具に近いのですが、ユニット構造とするともっと「収納力」がアップした家具になると考えています。技術力・デザイン力が必要とされるので、弊社ではもう少し時間がかかります。
Memory家具は、Cache家具と組み合わさって使用されると思います。両方の家具がお互いにモノが入れ替わるので、近くにないと大変不便になってしまいます。また、両家具共、日常の暮らしに一番近い家具ですので”人に優しい”必要があります。やはり材質的には日本人に馴染み深い”木”が一番と考えています。
Storage家具は「アプリ」が命
Storage家具は、今までの木工家具メーカーでは製作できないと思います。低コスト・堅牢性が重要なのでプラスチック・アルミ等の金属フレーム・ユニット構造である必要があるので、ニトリさん・アイリスオーヤマさん・IKEAさんで販売していただけないでしょうか。このStorage家具は、ハードウェアだけでなくソフトウェアも必要になります。収納したモノがどの収納ボックスにあるのかを記憶しておく必要があるので、それらを登録・管理するアプリが必要です。もし、ご検討して頂けるならば、相談にのります。
私はStorage家具において、大型の”Mega Storage家具”の登場を待っています。これが登場すれば、きっと「収納の不足と住まいの狭さの悩み」がグッと減ると思います。
また、もう一つの考え方としてStorage家具は、大きい収納量が必要といいましたが、現実の世界で一箇所に大きい収納量を確保するのは難しいです。では、どうするかといえば、各部屋にある収納部を一つの大きな収納空間としてしまう方法です。コンピュータでも同じですが、物理的には10台のハードディスクがあるのですが、仮想的に1台の大きなハードディスクに見せる方法です。
何のメリットがあるのかというと、収納管理アプリと連動して、収納したモノがカンタンに検索・見つけ出す事が出来るようになるからです。キッチンにどうしても収まらない鍋を他の収納部に置いたとしても、このアプリさえあればスグに見つけ出す事ができます。アプリさえあれば、モノの収納場所を覚えておく必要はありません。モノの存在自体を覚えておけばいいのです。もし、モノの存在を忘れていても、タグ・キーワード検索で見つけるようにしておけば、同じモノをまた購入という失敗は起きません。
Storage家具のポイントは、収納管理アプリにあります。いかにアクション数を少なく登録・検索・見つけ出す事ができるかにかかっています。これをCloud家具と連動させれば、目には見えない巨大な収納家具を作り出せます。このアプリを使えば、複数拠点の住まい生活が可能になるかもしれません。本当に必要な家具を少量持って引っ越し、季節に合わせてCloud家具から必要なモノを取り寄せるという生活が可能になるかもしれません。
Cloud家具は「外部連携」がポイント
Cloud家具は、Storage家具が増えれば自然とそれらと連携したサービスが生まれると思います。収納されたモノのフリマへの出品連携機能、クリーニング取次連携機能等のサービスが大切だと思います。
もし、同じような家具・サービスをお考えのメーカー・サービス会社さんがいましたら一緒にやりませんか?ご連絡をお待ちしています。
どうでしたか?これから、未来の家具は面白くなりそうだと思っていただきましたか?とにかく、「収納」の悩みを解決する方法を早く見つけないと、私たちの企業ミッションである”ワクワクする暮らしをお届け”が達成できません。「収納」の悩みを解決する方法を見つければ、きっと多くの人は暮らしを楽しめると信じています。これから登場する「家具」を楽しみにしていて下さい。
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