家具の未来を予測してみた!2(新しい「収納」編)

前回のポイントは、この収納「家具」において大切なことは、「使用頻度」×「使いやすさ・アクセシビリティ」である事です。

そして収納「家具」において、この他に「収納量」、「収納適応力」が「家具」の能力を現すと思います。

「収納量」は、大きければいいのではなく収納目的によって変わってきます。収納量が大きいと、「使いやすさ」に影響します。「使用頻度」が高い場合、「収納量」より「使いやすさ」が優先されます。ワンアクションで、1秒でも早く使えることが大切です。仕事から疲れて帰ってきて一刻も早く寝たい時、押入れの中に畳まれている布団より、スグに寝れるベッドの方が優れていると感じます。

また、「収納適応力」は、収納するモノのいろいろなサイズに適応する能力のことです。小さい引き出しが多い家具は、高密度に収納できるので「収納量」を高めることが出来ます。しかし、小さいモノは入れられますが、大きなモノは入りません。形状・サイズの適応力が大きくないと無駄な空間が増えてしまいます。「使用頻度」が低い場合、「使いやすさ」よりも「収納適応力」が高いと「収納量」が高まります。

家具としての能力・性能として「収納力」を考えてみました。「収納力」は、

収納力=収納量×収納適応力×使いやすさ×使用頻度

となるのではないでしょうか。

「収納力」において、日常の暮らしのなかで、一番重要となるのが「使用頻度」ではないでしょうか。収納力におけるの「使用頻度」別による家具の分類を考えてみました。パソコンにちょっと詳しい方はスグに判ると思いますが、この用語はコンピュータの記憶装置を表しています。

  1. Cache・・・キーワード:Now,Today,Tomorrow,Everyday,Favorite,Emergency,Pocket,Clutchbag,pochette
  2. Memory・・・キーワード:Weekly,Monthly,Action,Suitcase,Daybag
  3. Storage・・・キーワード:Season,Various,Stock,Mega,Index,Trunk,Container
  4. Cloud・・・キーワード:Out,Backup,Cloud,Flexible,Security,Index,Packet

Cache(キャッシュ)家具

Cache:(名)隠し場、貯蔵所、(隠し場の)貯蔵物、隠してある貴重品

キャッシュとは、低速な記憶装置や伝送路から読み出したデータのうち、直近に読み込んだものや使用頻度が高いものを高速な記憶装置に複製しておくこと。また、その際に使われる高速な記憶装置や、複製されたデータそのもののこと。データの読み込みを高速化したり、伝送量を削減することができる。

IT用語辞典 e-Wordsより

Cache家具は、「使用頻度」が最も高いモノを収納家具となります。毎日、スグに、今日、使うモノが、使いやすく保管されている必要があります。スマートフォンを保管する時、充電が出来る機能があればいいです。使う時は、どこにあるのか一目瞭然で、ワンアクションで取り出せることが大切です。使う人に一番近い家具ですので、高いデザイン性、機能性が求められます。しかし、「収納量」は重要ではありません。

時には、使う人の心を癒やすために常に見える場所に「お気に入り」を保管できる機能も要求されます。緊急時には、必要なモノがスグに取り出せる家具である機能が必要でもあります。

Cache家具は、「使いやすい」ためには、使う場所に設置する必要があります。ですから、設置スペースが少ない方がいいです。

キーワード:Now,Today,Tomorrow,Everyday,Favorite,Emergency,Pocket,Clutchbag,pochette

Memory(メモリ)家具

メモリとは、記憶、記憶力、回想、追憶、記念などの意味を持つ英単語。ITの分野ではコンピュータに内蔵される半導体集積回路(IC)を利用したデータの記憶装置を指すことが多い。
コンピュータ内部でCPUがソフトウェアの実行のために当座必要なプログラムやデータを記憶しておくための記憶装置を主記憶装置あるいはメモリという。

IT用語辞典 e-Wordsより

Memory家具は、Cache家具の次に「使用頻度」が高い収納家具となります。Cache家具と補完関係にあるので、お互い設置場所が近い方がいいです。「使用頻度」は毎週とか比較的に高いのですが、Cache家具より「収納量」が重要です。また、「使いやすさ」は、Cache家具よりも優先度は低いですが、ツーアクション程度であることも大切です。もちろん、使う人に近い所にあるのでデザイン性も重要となります。それと共に「収納量」「収納適応力」も要求されるので、Memory家具は、高度な技術力・デザイン力が必要とされます。

キーワード:Weekly,Monthly,Action,Suitcase,Daybag

Storage(ストレージ)家具

プログラムやデータを長期的、永続的に保管しておくために利用される装置は「外部記憶装置」「補助記憶装置」あるいは「ストレージ」(storage)などと呼ばれる。

IT用語辞典 e-Wordsより

Storage家具は、「収納量」が重要となります。「使用頻度」は、季節毎、年数回の利用しかないので、多少「使いやすさ」が低くても、高密度に収納できる方が大切です。Storage家具は、大きな収納量を必要とされるので、低コスト・堅牢性が重要視されます。収納方法として、パケット・コンテナ方式を採用して高密度に収納できる機能が大切です。この家具の大きなポイントは、カンタンに収納されている所を見つけ出せるか?ということです。

キーワード:Season,Various,Stock,Mega,Index,Trunk,Container

Cloud(クラウド)家具

クラウドとは、雲、大群、集団などの意味を持つ英単語。全体像の不明確なもやもやした塊・集まりを比喩的に表すことが多い。IT分野では、まとまった計算資源を通信ネットワークを介して遠隔から利用するシステム形態のことをクラウドという。

IT用語辞典 e-Wordsより

Cloud家具は、住まいの中には実態としての家具はなく、外部に存在する収納サービスを示しています。Cloud家具の「使用頻度」は、めったに使わないので、「使いやすさ」「収納適応力」も重要ではありません。重要なのは収納する「モノ」の価値です。この価値は、所有している人が考える価値なので、他の人にはなかなか決められません。

いろいろなサービスが既に存在していて、トランクルームサービス、宅配便等を利用したクローゼットサービスがあります。保管するサービスによりますが、一般的にセキュリティーがしっかりしており、空調もしっかりしていたりと便利な付帯サービスもあります。ただ、多少コストがかかります。

キーワード:Out,Backup,Cloud,Flexible,Security,Index,Packet

以上、これが「使用頻度」別に考えた家具分類です。どう思われますか?この続きは次回へ。

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投稿者プロフィール

shop_MI
キコナスショップ店長です。ヨロシクお願いします。

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